【VBA】MsgBoxのアイコン・改行・ボタンの種類

Excel VBAでユーザーにメッセージを表示する際に使用するのが MsgBox 関数です。メッセージボックスに表示されるアイコンや改行の方法について、詳しく解説します。

MsgBoxのアイコン種類

MsgBox 関数では、さまざまなアイコンを表示することができます。これにより、メッセージの内容を視覚的に強調することができます。

1. 質問アイコン

MsgBox "この操作を続けますか？", vbQuestion

vbQuestion を使用すると、メッセージボックスに「？」のアイコンが表示されます。これは、ユーザーに質問を投げかけるときに使います。

2. 情報アイコン

MsgBox "処理が完了しました。", vbInformation

vbInformation を使用すると、メッセージボックスに「i」のアイコンが表示されます。これは、ユーザーに情報を提供する際に使用します。

3. 注意アイコン

MsgBox "入力内容を確認してください。", vbExclamation

vbExclamation を使用すると、メッセージボックスに「！」のアイコンが表示されます。これは、注意を促す際に使用します。

4. エラーアイコン

MsgBox "エラーが発生しました。", vbCritical

vbCritical を使用すると、メッセージボックスに「❌」のアイコンが表示されます。これは、重大なエラーが発生したときに使用します。

メッセージの改行

メッセージボックスのテキストに改行を追加するには、 & vbCrLf & を使用します。これにより、長いメッセージを複数の行に分けて表示することができます。

MsgBox "この操作を続けますか？" & vbCrLf & "続行する場合は「はい」をクリックしてください。", vbQuestion

その他の情報

MsgBox 関数では、アイコンだけでなく、ボタンの種類も指定できます。以下に代表的なものを紹介します。

1. OKボタンのみ

MsgBox "処理が完了しました。", vbOKOnly

vbOKOnly は、OKボタンのみを表示します。

2. OKとキャンセルボタン

MsgBox "この操作を続けますか？", vbOKCancel

vbOKCancel は、OKボタンとキャンセルボタンを表示します。ユーザーに操作を確認する際に便利です。

3. はい、いいえ、キャンセルボタン

MsgBox "変更を保存しますか？", vbYesNoCancel

vbYesNoCancel は、はい、いいえ、キャンセルの3つのボタンを表示します。ユーザーに複数の選択肢を提供する際に使用します。

使用例のまとめ

以下は、複数の要素を組み合わせた MsgBox の使用例です。

Sub ExampleMsgBox()
    Dim response As VbMsgBoxResult
    response = MsgBox("この操作を続けますか？" & vbCrLf & "続行する場合は「はい」をクリックしてください。", vbQuestion + vbYesNoCancel)

    If response = vbYes Then
        MsgBox "操作を続行します。", vbInformation
    ElseIf response = vbNo Then
        MsgBox "操作を中止しました。", vbExclamation
    Else
        MsgBox "キャンセルされました。", vbCritical
    End If
End Sub

この例では、ユーザーに操作の続行を確認し、その回答に応じて異なるメッセージを表示します。